ドラマ・SUITSより「down the tube」
英語を学ぶにはもちろん良質な参考書を使うのが一番いいのですが、口語表現なんかはあまり載ってなかったりしますよね。
そんなとき、海外ドラマや映画から生きた表現が拾えたりします。
最近フジテレビでリメイクされているのもあり、僕はSUITSをシーズン1から観直しています。
NYの超大手法律事務所でスーツを着こなして痺れる案件を次々片付ける弁護士の物語ですが、ほとんどが一話完結なのもあって、テンポよく非常に面白いです。
ビジネスシーンでも使える英語表現も多く、法律用語が多くリスニングにはかなりてこずりますが、勉強になります。
その中で出てきた表現に
"down the tube" 水の泡になって、破滅してという表現が出てきました。
例文: The company has been going down the tube since it started a new business.
->ある新しい事業を手がけ始めてからその会社は破滅に向かっている。
管の中を落ちるように、といった感じでしょうか。
なかなか参考書などでは見かけませんが、わかりやすい表現なので僕もどこかで使いたいと思います。
TOEIC900点はTOEFLに換算すると何点なのか?
TOEIC900点を超えると、そのあとの英語力の向上の測定にはTOEICは不向きになっていきます。
900点から先の英語力の範囲も非常に広いのに990点までの残り90点までしか測れないのと、スピーキングとライティングが測れないからです。
そこで何割かの人が移行するのがTOEFLです。
リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングそれぞれ30点満点で満点120点のテストですが、TOEIC900点だとどのくらい取れるのでしょうか?
巷ではTOEIC900=TOEFL100点などと換算するサイトだったりもありますが、これは断じてありえません!
インターネット上でも様々な議論を見かけるのですが、個人的には下のアゴスの換算表が感覚に近いです。
あくまでTOEFLの初回受験点数ですが、これを見るとTOEIC900点前半は70中盤程度、TOEIC900後半は80中盤程度の換算になります。
プレスリリース TOEIC(R)800点はTOEFL iBT(R)59点相当に TOEIC(R)とTOEFL iBT(R)のスコア換算表を発表!|アゴス・ジャパン
おそらくTOEICからTOEFLに移行する人が受ける初めてのTOEFLテストはこの付近に収まるのではないでしょうか。
リスニング、スピーキング、ライティングが20点前後とかなり低くなっています。
TOEIC900点獲得後はこれら能力の改善がさらなる英語力の向上につながるといえるでしょう。
ちなみに僕もTOEOC900超えたあとに受けた初TOEFLは確か80点未満でした笑
英語上達完全マップでTOEIC900点を超えた後の英語力向上について
先日までの記事で英語上達完全マップにしたがった勉強法でTOEIC900を超えるまでの振り返りを行いました。
ただ、ここに到達して気づくのが英語を自在に使いこなしているレベルにはまだまだ先が遠い!ということです。
英語上達完全マップだとこれでレベル4というイメージです。
TOEIC900を超えると、海外旅行で物怖じしなくなったり、仕事で英語を使うプロジェクトに放り込まれても貢献できたりはするようになります。
ですが、英字新聞を読むと知らない単語が多くて意味をしょっちゅう調べて時間がかかってしまう、長文で英語メールを書こうとすると詰まってしまう、字幕なしじゃ海外ドラマや映画は着いていけない、といったところでまだまだ英語力が足りないことを意識されなれます。
ここからの英語力向上法について、具体的には今後のTOEFL勉強法で触れたいと思いますが、一つ重要なポイントがあります。
それは、アウトプット項目(スピーキング・ライティング)はインプット項目(リーディング・リスニング)と違い、高いレベルを目指すには英語話者からのフィードバックが必要ということです。純ジャパニーズが英語をアウトプット(スピーキング・ライティング)する以上、どうしても英語話者から見て不自然な発音や表現方法を用いてしまいますし、それは指摘されないと気づくことができません。
僕はスピーキングに関してはDMM英会話に大変お世話になりました。
自由に会話を楽しむもよし、TOEFLやIELTSなどのスピーキング問題の練習をするもよし、先生方は非常にフレキシブルに対応してくれます。
また、DMM英会話を契約していると、iKnowという非常に優秀な英単語アプリの使用料が割引されるのも魅力的でした。
英語のトレーニングは筋トレみたいなものであり、定期的に適切な負荷をかけてあげないと成長しないし、どんどん衰えていきます。
Skype英会話は毎日一定時間英語に触れることで少しずつですが成長していることを感じられます。
また、ライティングに関してはLang8にお世話になりました。
お題にあわせて書いた文章や、今度送りたいメールなんかをネイティブに添削してもらえます。
やはり自分で書いた英文はネイティブからすると不自然だったり、もっといい表現があったりします。彼らの添削後の文章をどんどんストックすると、いろんな場面で使いまわせ、非常に役に立ちます。
チケット制なので必要に応じてだけ払えばいいのもお得です。
これらを定期的に行うことで、自分の英語表現が少しずつ不自然なものから自然なものになっていきます。
英語完全上達マップを使って一年でTOEIC915点達成しました (2)
それでは具体的にどのように英語力を向上させたかを振り返りながら、オススメの勉強法を上げていきます。
まずは自分の英語力が今どこにあるのかを知ることが大事です。
もちろん最近受けたTOEICの点数があればそれが一番の目安になります。
ただ、今すぐには点数を把握できない場合もありますので、その場合は英語上達完全マップから引用したリンク先のレベルに当てはめてみましょう。
僕は本格的に勉強始めた頃はレベル3、TOEICだと600点台でした。
それからは以下のポイントに絞って勉強を重ねていきました。
瞬間英作文
まずは簡単な文章を自分の中に仕込んでいきます。
平易な語彙と文法で書かれていますので、とっつきやすいです。
なるべくアウトプットの際は声に出しましょう。英語と日本語では口の中の筋肉の使い方が異なり、頭の中で発音方法がわかっていても実際には発音できなかったりということが起きます。
毎日英語を口に出すことで確実にスピーキングは滑らかになります。
また、このように文章を仕込むと平易な文章でも、例えば外国人に話しかけられたときに英語で返すことができ、成功体験を感じることができます。
瞬間英作文に載ってる英文で英語になじんだ後は文法と語彙力増強に取り組み、さらなるレベルアップをはかりましょう。例えばインターネット上の英語記事でも読んでみるかとなったとき、文法や語彙力がなくて読めないと一行目が二行目ですぐに挫折してしまいます。
また、わからない単語が出てくるたびに辞書に当たるのはとても面倒であり、これも英語から遠ざかってしまう理由になりがちです。
文法
Forestを2,3周くらい回しました。これで初級から中級までの文法はカバーできます。
本当によくできている参考書です。さらなる定着を図るために私は別売りの問題集も買いました。こちらもオススメです。
Forestに書かれている内容をほぼ理解できるようになったら『山口英文法講義の実況中継(上)(下)』を読むことでもう一段上の文法に触れました。
語彙
いくつか評判のいい英単語本がありますので、その中から自分に合いそうなものを何周もして定着させましょう。僕はDuoを使いました。いい例文が多く、覚えやすかったです。
基本的には以上の参考書を徹底的に勉強、何周もすることでTOEICの点が徐々に上がっていき、一年後には900点を超すことができました。
平日は退勤後にカフェで平均1-2時間、土日は4-5時間ほど勉強していました。
毎日一定時間英語に割くのはなかなかモチベーションを保つのが難しいです。
そんなときは自分の能力が伸びていることを実感するために、レアジョブやDMM英会話で英語を使ってみたり、TOEICを定期的に受けて点数が伸びていることを確認したりしましょう!
また、勉強時間は多いですがやる種類は少ないように見えるかもしれません。ただ、英語の勉強ではいろんな種類をこなすよりも、まずは根幹となる能力を良質な参考書とともになんども反復練習して向上させていくことが大事です。
ここではリスニングに特化した勉強方法は触れておりません。
瞬間英作文や単語帳を勉強するに当たって付属のCDを使って勉強していればかなり鍛えられるからです。
また、一読してわからない英文はそれを耳で聞いても理解できません。まずは英文を一読して理解できるようにすることが先決です。
ここではTOEICに特化した勉強方法も触れておりません。
TOEICは特殊な試験であり、英語ができる人はTOEICの点数もいいですが、TOEICの点数がいい人が英語ができるとは限りません。
目的は英語ができるようになることであり、以上の勉強法を行っていれば英語力がつくと共にTOEICの点も上がっていきます。
まずは上記の勉強法に時間を割いていきましょう。
英語完全上達マップを使って一年でTOEIC915点達成しました
それまで留学経験もなく、ドメドメな生活を送ってきたのに、社会人になって急に英語を求められる環境に放り込まれました。
いきなりたくさんの英文を読む必要が出てきたり、上司が英国大学院留学経験があったり、外国人の同僚ができたりでなんとかして英語を向上させないとヤバい!!と一念発起したはよかったのですが、我流の勉強法ではなかなか前に進まず…
そんなところ、ある日はてブで英語完全上達マップを発見。
物は試しとマップに沿って勉強を進めたところ数ヵ月ごとのTOEICが650->780->860と着実に上がっていき、最終的には一年後に915点を取ることができました。
また、その後はTOEFLに移行し、70点台からのスタートでしたが、なんとか105点まで達成。
他の記事でも述べているように大人になってから学ぶ英語は母国語と同じように自然に身につくことはないですし、相当努力してもそれでもネイティブレベルからはなかなか遠いのが実情です。
ただ、正しい方向に努力すれば着実に英語力は身についていきますし、英語で外国人とコミュニケーションをとることができるようになり、友達の輪が広がったり、仕事や旅行に役に立ったりします。
ここに自分の勉強の軌跡を記し、これから英語力を向上させたい人の少しでも役に立てばいいなと思います。
次の記事でどのようにスコアを上げていったのかについて詳しく述べる予定です。
また、TOEICでは問われないSpeakingやWritingの向上方法に関してもその内記事にできればと考えております。
英語力向上に留学は必須ではない
英語をある程度使えるようになると必ず聞かれるのがこの質問。
「どこか留学していたんですか?」
これに対して「いえ、留学経験ゼロでほぼ座学のみなんです。」と答えると毎回相手に驚かれる。でも、逆に周りに留学経験あるのにあまり英語使えない人いませんか?
留学は周到な準備と高い意識を持って望めばあなたの英語能力を大いに向上させてくれますが、あまり準備しなかったり、日本人同士でつるんだりしてると全然変わらないまま日本に戻ってくることになったりします。
日本では良質な英語教材もたくさん売ってますし、英会話学校もたくさんあります。正しい方向性で正しい努力をすれば、日本にいるだけでもかなり英語力の向上は望めます。ぜひ、日本にいてできることをちゃんとやって英語力を大いに向上させましょう!